BOOTHとBASEどっちで売る?同じAI素材を3ヶ月並売した実データ比較【2026年】
AI素材を売るならBOOTHとBASEどっち?同じ商品を3ヶ月並売した売上・客単価・手数料の実データで比較。1,000円売れたときの手取り差、集客の仕組みの違い、BASEに向かない人まで正直に書きます。
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「BOOTHで素材が売れ始めたんですけど、BASEも作った方がいいですか?」
BOOTHでのAI素材販売の実録を書いてから、この質問を何度ももらいました。
先に結論言うと——集客を自分で持っていないならBOOTHだけでいい。ただし、Xやpixivに「あなたの作品目当て」のフォロワーが付き始めているなら、BASEを併設すると客単価が跳ねます。
僕は6月の頭にBASEでショップを開設して、BOOTHと同じAI素材を3ヶ月ちょっと並売してきました。売上・客単価・売れた商品の中身まで、実データを並べて比較します。
結論の比較表——手数料・集客・客層はここまで違う
| 項目 | BOOTH | BASE |
|---|---|---|
| 初期費用・月額 | 無料 | 無料(スタンダードプラン) |
| 手数料 | 5.6%+22円 | 決済3.6%+40円+サービス利用料3% |
| 1,000円売れたときの手取り | 922円 | 894円 |
| 集客 | BOOTH内検索+pixiv連携 | 基本ゼロ。自分で連れてくる |
| 客層 | 素材を探しに来た新規 | SNSからの指名買い |
| 価格 | 相場に引っ張られる | 単価を上げやすい |
| デジタル販売 | 標準機能 | 無料Appの追加でOK |
※手数料は2026年9月時点。改定されることがあるので、出店前に公式の最新情報を確認してください。
数字だけ見ると手数料はBOOTHの勝ちです。「じゃあBASE要らなくない?」って思った人——僕も開設前は完全にそっち側でした。でも3ヶ月回してわかったのは、この2つは競合じゃなくて、役割が違う道具だということです。
BOOTHは、pixiv圏の「素材を探している人」が最初から歩いている商店街。BASEは、更地に建てる自分の店。商店街は通行人が勝手に来る代わりに、隣に競合がズラッと並びます。自分の店は誰も通らない代わりに、来た人は全員「あなたから買いに来た人」です。
実データ——同じ素材を3ヶ月並売した結果
で、具体的にどうだったかっていうと、これが3ヶ月の実数です。素材の作り方自体はAI画像で稼ぐ基本に譲って、ここでは売り場の差だけ見ます。
| 月 | BOOTH売上 | BASE売上 | BASE客単価 |
|---|---|---|---|
| 6月 | 28,400円 | 2,200円 | 1,100円 |
| 7月 | 12,900円 | 8,800円 | 1,760円 |
| 8月 | 41,600円 | 14,300円 | 2,043円 |
BOOTHは相変わらず月1.2万〜4.2万で波があります。そしてBASEの初月、ほぼ死んでました。2,200円。ぶっちゃけ「やっぱり更地じゃん」と思いました。
潮目が変わったのは7月の3連休です。Xの固定ポストを「制作過程の動画+ショップリンク」に差し替えて、素材の使用例ポストを週3本に増やした。そこからBASE経由の売上が動き始めました。
ここ、マジで大事なんですけど——BASEで売れたのはほぼ”セット商品”です。BOOTHだと単品500〜800円が中心なのに、BASEでは「配信者向けフルセット2,400円」みたいな商品が普通に通る。客単価は約2倍。指名で来た人は他と比較検討しないので、まとめ買いへの心理的ハードルが低いんですよ。
もうひとつ地味に効いたのがクーポン機能です。8月に既存購入者へ10%オフを配ったら、6人がリピートしてくれました。BOOTHには「買ってくれた人に再アプローチする手段」がほぼ無いので、これはBASE側だけの武器です。
(ちょっと話逸れるけど、BASEの売上通知はPay IDアプリに届くんですが、この通知音が完全にドーパミンのスイッチになってて、この記事を書いている間にも1回鳴りました。危ない。)
「指名買いの受け皿」は無料で作れる
BASEはスタンダードプランなら初期費用・月額0円。売れるまで1円もかかりません。置いただけでは売れませんが、XやpixivやInstagramで作品を見せている人なら、プロフィールのリンク先を「自分のショップ」に変えるだけで客単価の景色が変わります。開設は30分で終わります。
BASEで無料ショップを開設してみる →正直な話——BASEをおすすめしない人
ベタ褒めで終わると嘘になるので、3ヶ月やって見えた「向かない人」を書きます。
SNSの発信をやっていない人には、今のBASEはおすすめしません。 更地に店を建てても通行人はゼロ。僕の初月2,200円が証拠です。まずはBOOTHで素材販売の型を作るのが先です。BOOTH内検索とpixiv連携という「最初から人がいる場所」で、何が売れるのかを掴んでください。
単品・低単価中心の人も、旨味が薄い。 500円の単品がポツポツ売れる構造なら、手取りはBOOTHの方が上です。BASEが効くのは、セット化・高単価化ができる商品構成になってから。
「もう1店舗ぶんの運用時間」が捻出できない人。 商品登録も画像も説明文も、BOOTHからのコピペでは済みません。僕は週1時間をBASEに充てています。副業時間が限られているなら、その1時間はココナラの受注型出品に回す方が短期の売上には直結します。
逆に言うと、作品にファンが付き始めた人、セット販売できる素材が20点以上ある人なら、今日開設する価値があります。フォロワーが増えるほど効いてくる、後半戦の武器です。
横展開の選択肢としては、同じ素材をグッズ化するSUZURIでのAIアート販売や、海外向けのGumroadでのデジタル商品販売もあります。ただ、店舗を増やすほど運用は重くなるので、僕はBOOTH+BASE+ココナラの3本で一旦止めています。
あと現実的な注意をひとつ。販路が2つになると売上の合算管理が必要になります。月3万円ペースを超えたあたりでAI副業の税金と確定申告は読んでおいてください。BOOTHとBASEの売上は、当然ですが全部合算です。
BOOTHの波を、2本目の売り場でならす
BOOTH単体だと売上は月1.2万〜4.2万まで振れる——これが僕の実感です。SNS導線×BASEの指名買いは、この波をならしながら客単価を上げる現実的な一手。維持費0円なので、失敗しても失うのは開設作業の30分だけです。
BASEで自分のショップを持つ(無料) →よくある質問
Q: BOOTHとBASE、初心者はどっちから始めるべきですか?
A: BOOTHからです。BOOTH内検索とpixiv連携があるので、集客ゼロでも見つけてもらえる導線が最初から存在します。BASEは集客を自前で用意する前提の仕組みなので、SNSで作品発信を続けられる人向けの「2店舗目」と考えるのが現実的です。
Q: BASEでデジタル素材を売るのに特別な設定は必要ですか?
A: 無料の「デジタルコンテンツ販売App」をショップに追加するだけです(2026年9月時点)。購入者には自動でダウンロードリンクが発行されるので、売れるたびの納品作業は発生しません。アップロードできるファイル容量の上限だけ、事前に確認しておくと安心です。
Q: 同じ素材を両方で売るとき、価格は揃えるべきですか?
A: 僕は単品価格は揃えて、セット商品をBASE限定にしています。同じ商品の単純な二重価格は買った人の不信感につながりますが、「ショップ限定セット」なら差別化として自然に成立します。クーポン配布もBASE側だけの施策にできます。
Q: 会社員の副業でも2店舗を運用できますか?
A: できますが、時間配分は現実的に見積もってください。僕はBOOTHの新作追加が月2〜3点、BASEの運用が週1時間ほどです。運用よりも注意すべきは収入の合算管理で、確定申告が必要かどうかの年20万円ラインも全販路の合計で判定されます。
追記(2026/09/07): 9月に入ってもまだ暑いですが、素材の世界はもうハロウィンです。去年の実感では季節素材は「1ヶ月半前に出す」が勝ち確なので、ハロウィン素材のセットを今週BASEに並べました。BOOTH側の年賀状素材の仕込みと合わせて、結果はまた追記します。